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三叉神経痛の西洋医学的治療
1.薬内服

てんかん薬のカルバマゼンという薬で、8割以上の人は痛みが改善されます。この薬はてんかんの薬ですが、神経の伝達を抑えることによって痛みの情報が神経に伝わらず痛みを軽減します。このほかにも効果的な薬があり、やはりてんかんの薬で使われるものです。カルバマン以外は効果的に個人差があります。時に薬は副作用があり、問題になります。

2.神経ブロック

特殊な薬で熱凝固システムを使っていて半永久的に遮断する方法です。三叉神経痛を一時的に麻痺させる麻酔薬を麻酔科的手によりを使って痛みが出ている神経に注入します。この方法の問題点は顔面の半分から一部のしびれや麻痺が後遺症として残ることや、新たな部分に顔面痛が出る場合があります。そのことにより高齢の患者や手術ができない方に考慮された治療法です。

3.ガンマナイフ

放射線を患部に集中的に当てて、三叉神経痛を治療する方法です。

4.手術療法

三叉神経が圧迫されて起こる三叉神経障害、動脈の位置の異常による三叉神経痛は手術をします。脳腫瘍が原因の三叉神経痛の場合は手術で腫瘍をとります。また、内服療法でもどうしても痛みが取れないという場合は手術を考えなくてはなります。手術は三叉神経痛の原因になっている脳深部血管の三叉神経への圧迫を手術によって取り除く方法です。