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三叉神経痛の症状

三叉神経痛の症状は顔の痛みです。痛みは自然に起こりますが、しばしば顔・唇・舌の特定の場所(発痛点)に触れたり、歯磨きをしたり、ものをかんだりする動作がきっかけとなって起こります。三叉神経痛の痛みは特徴的です。痛みは強いですが、時間は長くありません。

三叉神経痛の痛みは数秒のものがほとんどで、長く続く痛みの場合は違う病気が考えられます。三叉神経痛の痛みは色々な動作によって誘発します。洗顔、お化粧、ひげそりなどで顔の痛みは走ります。痛みのために歯磨きができないこともあります。

特に触ると痛みが誘発する部分があり、鼻の横を触ると痛みが走ります三叉神経痛の痛みは短く繰り返し、稲妻に例えられる、耐えがたい痛みが、顔の下半分のどこにでも起こりますが、最も多いのは鼻横の頬とあごです。普通は顔の片側だけに起きて、数秒間から長くて2分間ほど続きます。

発作が1日に100回も繰り返すため、痛みのために何もできなくなります。強い痛みに顔をしかめることから、疼痛性チックと呼ばれることもあります。一般にこの異常は自然に治まりますが、長期間痛みが起こらない休止期間後に、しばしば再発します。

顔面の感覚神経である三叉神経の領域に、通常片側(左右どちらか)に発作性の数秒から数分続く激痛が繰り返して起こるものです。数週から数ヶ月にかけて断続的に続くこともあります。ある特定の部位を刺激すると痛みを誘発する誘発帯という部分があります。

ここを軽く刺激するだけで痛みが誘発されるところです。洗顔、髭剃り、歯磨き、咀嚼(そしゃく)などで誘発され、時には冷たい風にあたるだけで痛くなることもあります。また、齲歯(虫歯)の為の痛みと思い、歯科を受診し歯の治療をうけられる患者様もたくさんいます。

神経学的には誘発帯の存在以外、異常がみられません。痛みは患者本人にしかわからず、他人に話しても、理解が得られなくて悩んでいる患者様も多くいるようです。